婚活アプリのトラブル事例と防止&対処法
婚活アプリやマッチングアプリでトラブルに巻き込まれないようにするには、よくある手口を知ること、巻き込まれたら即座に対処することが大切です。
トラブル事例やよくある手口を知ると、かなりの確率で婚活アプリならではのトラブルを防止することができます。
相手が遊び目的や既婚者で時間を無駄にした
実際に会ってみたら、初回から誘われてしまって、つい性的な関係を持ってしまった…
アプリで出会ったお相手が遊び目的(ヤリモク)や既婚者であったというケースは非常に多いのが現実です。
防止するには、次のことに気を付けましょう。
- 初めて会うときは、昼間で短時間、人の多いところにする。
- 信頼できるまで、短時間で繰り返し会うようにする。
- アプリで出会ってから、すぐに会う約束をしない。数日間にわたって数十回以上のやりとりをしてから会う約束をする。
- すぐにLINEや連絡先を交換しない。
- 住所が隣県になっているのに、やたら詳しい。
既婚者であれば、土日の昼間に時間を作るのは難しいですし、遊び目的であれば、出会った日に性的な関係を持ちたがるからです。
写真が別人だった・待ち合わせできなかった
待ち合わせをしたのに、時間になっても現れない、近くに居ると連絡があったけども見つけられないようなケースが該当します。
良くも悪くも簡単に写真を加工できますから、写真と別人だったというケースはよくあるトラブルです。
とはいっても、男女共に写真で第一印象が決まってしまうのが婚活アプリの特徴でもあるので、どうしても写真に力が入ってしまいます。
ある程度は許容するようにしましょう。
ただし、行き過ぎている場合は、何らかの問題を抱えていることが予想されるので、ご注意ください。
業者(サクラ)やネットネットワークビジネス(マルチ商法)に騙されたトラブル
- 業者(サクラ)だとは知らず会ってみたらお金をせびられた。
- 高額なものを購入させられた。
- マルチ商法に勧誘された。
出会い系に多く、事件や裁判になったこともあるので、注意していただきたいトラブルです。
婚活アプリよりも、マッチングアプリの方が多いトラブルですので、婚活アプリを使うだけで、ある程度は防止できます。
防止策として下記があります。
- やり取りに時間をかける。(業者は時間を無駄にしたくないため)
- プロフィールに「ネット」「配当」「自由」という文字が入りやすいので、プロフィールをよく読む。
また、業者は会う人と、アプリでやり取りをする人が違うこともありますから、アプリでやり取りしたことを話してみて、どのような反応をするかでも判別できるケースもあります。
やばい女性と怖い男性
結婚相談所と違い婚活アプリはオンラインのみでのチェックとなることが多いため、様々な方が登録しています。
登録されている方の中には、やばい人と感じてしまうような方も含まれています。
出会う前にフィルタリングして、避けるには次の方法があります。
- 会話が成り立つかチェックする。
- 家族構成について聞いてみる。
- 趣味や休日の過ごし方について聞いてみる。
- 返信が遅くなっても問題ないことを確認しておく。
- お仕事について聞いてみる。
結婚するのにあたって、どれも聞いておくべきことですので、ぜひ聞いてみましょう。
問題なければ、気軽に教えてくれると思います。逆にあやふやなお返事や「どうしてそんなこと聞くの?」と聞き返された場合、回答や反応が毎回異なる場合は注意が必要です。
アプリでやり取りをしていて、直感で「会うのが怖い」と思ったら、会わない方がよいかもしれません。
また、会うことになってドタキャンし、ドタキャンしたことを謝らない方もご注意ください。
被害額が大きくなるハニートラップ(美人局)
主に男性が被害にあうのが美人局で、男女の関係になったタイミングを見計らって、共犯の男性が訪れて、恐喝によって借金をさせられたり、お金を取られたりします。
弱みを握られてしまうので警察沙汰にするのも難しく、泣き寝入りしている方も多いとされています。
- 出会ってすぐ(初デート)でホテルや自宅に行かない。
- 相手を信頼できるまで、人の多いところで会う。
- 高額なものを持たず、必要最小限の金品だけにする。
以上のような対策がありますが、あまり用心し過ぎるとお相手の方に不信感を抱かれてしまい、逆にトラブルを作ってしまうかもしれません。
相談先は警察・弁護士・消費者センター
婚活アプリでトラブルが発生したら、アプリの運営窓口に相談することになりますが、内容によっては警察や弁護士、消費者センターに連絡をすることが必要です。
詐欺被害・ストーカーなどの犯罪は警察
婚活アプリで出会って詐欺にあったなど、具体的な犯罪の被害を受けたら、警察に相談しましょう。
婚活アプリ自体が問題ではなく、出会ったお相手から犯罪を受けてしまったというようなケースです。
こちらに交際する気がなくお断りしたのに、お相手は交際したいという思いが強くストーカーになることもあります。
ストーカーされているかもと感じたら、警察の相談窓口(局番なしの#9110)に連絡するとよいでしょう。
また、同時にアプリ運営会社にも連絡し、アプリ側で可能な処置をしていただくように依頼するようにしましょう。
誹謗中傷を受けた・アプリ自体が怪しいのなら弁護士(法テラス)
婚活アプリを使ってみたら、何やらアプリ自体が怪しい、予想より高額な請求がきたといった場合は、弁護士か法テラス(法務省管轄の公的法人)への相談がおすすめです。
相談先がわからないのなら消費者センター
どこに相談してよいのかわからないトラブルでしたら、消費者センター(国民生活センター)に連絡しましょう。
「消費者ホットライン」188(全国共通の電話番号)に電話をすると、お近くの市区町村や都道府県の消費生活センター等の消費者生活相談窓口を案内してくれます。
ただし、ナビダイヤルですので一部使えない電話もありますし、ナビダイヤル通話料金が発生します。
携帯電話のプランによっては、相談窓口に直接かけた方が安くなる場合があります。
アプリと並行して結婚相談所にも登録する婚活スタイル
真剣に結婚したいのなら、婚活アプリと同時に結婚相談所にも登録しダブルで婚活を進めていく方法もあります。
結婚相談所と聞くと高額でハードルが高いイメージがありますが、実際にはお手軽な金額でサポートも充実しているところもあります。
結婚したい男女だけが集まっており、身分も結婚相談所が確認しているため、安心して婚活できるメリットがあります。
まとめ
婚活アプリはお手軽に始められ価格も安いため、人気を集めていますが、人気があるためにアプリ側が想定していないような方々が登録しているケースもあります。
トラブルに巻き込まれない基本は「安易に連絡先を交換しないで、信頼関係をアプリで作ってからLINEなどの連絡先を交換して出会う」ことです。
またトラブルになり悔しい思いをしたからといって、SNSなどに書き込むと誹謗中傷の加害者になることもあります。
トラブルに巻き込まれないよう、トラブルを起こさないように十分注意して婚活アプリやマッチングアプリを使うようにしましょう。