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婚活市場における年収の目安と出会うポイント

婚活年収

結婚後の生活を考えて、お相手に求める年収を400万円以上、500万円以上と条件をつけている女性の方は多いですが、果たして適切な金額なのでしょうか?

年収の相場を知らずに婚活を進めてしまうと、お相手が見つからず空回りする可能性が高くなります。

毎年秋ごろに国税庁から発表される民間給与実態統計調査を基に、給与の実態をお伝えしますので、実際の婚活市場における年収(条件)について考えてみましょう。

平均給与(ボーナス含む)を知ろう

令和2年民間給与実態統計調査によると、全国の平均給与(年収)は433万円:前年比マイナス0.8%。男性の平均年収は532万円:前年比マイナス1.4%。女性の平均年収は293万円:前年比マイナス1%でした。

25歳から49歳までの年齢層別の平均年収についても、確認しておきましょう。

  • 25~29歳:男性393万円:女性319万円
  • 3034歳:男性458万円:女性309万円
  • 3539歳:男性518万円:女性311万円
  • 4044歳:男性571万円:女性317万円
  • 4549歳:男性621万円:女性321万円

婚活市場で人気の年収は600万円~800万円

ある大手マッチングアプリが実施した調査によると、人気の年収は600万円~800万円で安定しているようです。

実際の年収を考えると、高望みしている女性が多いのではないでしょうか。

男性の年収と結婚しやすさは比例し、女性の競争が激しくなる

結婚後の生活を考えて高年収を望む女性は多いため、婚活市場では女性の競争が激しくなります。

例えば、年収800万円を超える男性は、全世代でも希少な存在。婚活していることを明言するだけで、女性が集まってきます。お仕事によっては、結婚相談所やアプリなどを使わなくても女性と出会いやすいのかもしれません。

年収600万円~800万円でも女性からのアプローチが多く、結婚相談所やアプリに登録すると、お見合いなどの申し込みが入ってきやすいです。

短期決戦になる婚活において、タイミングよく、お相手の条件に合っていれば、運よく結婚できる可能性もありますが、婚活で待ちに入るのはよくありません。

様々な婚活方法を駆使して、積極的にお相手探しをしていきましょう。

年収500万円以上の男性は普通?

35歳から39歳の男性の平均年収は518万円ですから、年収500万円以上の男性を探したい女性は普通だと考えてもおかしくありません。

ただし、お住まいの地域によっては、年収500万円の条件が高望みになってしまうこともあります。

首都圏では30代で年収500万円が普通

令和2年民間給与実態統計調査によると、男性平均年収は全国で532万円ですが、沖縄では400万円、東京では608万円、関東信越では478万円、大阪では540万円と大きな差があります。

沖縄にお住まいの30代女性が、年収500万円以上の30代男性を沖縄で探すのは、かなり難しいです。

地方にお住まいで、年収500万円以上の男性と出会いたい、結婚したいのなら、東京や大阪など大都市に移住することを考えないと、婚活が進まないかもしれません。

40代男性であれば平均の年収500万円が婚活市場に少ない理由

年収500万円を超える35歳から40代の男性は、既婚者が多くなる年代でもあることを考えておく必要があります。

また、実際に500万円を超える年収の男性は30代前半で3割程度、30代後半でも4割程度です。

実際の婚活市場において、年収500万円のボーダーは過半数の男性を足切りしていることと同じです。

さらに、年収500万円は女性にモテるボーダーラインと言われています。例えば、35歳で年収500万円以上の男性には、25歳から39歳までの女性からお見合いの申し込みがあります。さらに高身長で高学歴となると、申し込みが殺到します。

年収500万円以上を条件にしていて、なかなかお相手の男性が見つからないのであれば、年収の条件を少し緩めて年収400万円にし、将来年収が上がることが期待できる男性を探すのもひとつの方法ではないでしょうか。

20代で年収300万円なら年収が伸びる可能性大

20代で婚活をされている男性もいらっしゃいます。

年収300万円の20代男性は、専業主婦を目指す女性にとって、かなり厳しいですが、キャリアを目指す女性にとっては、狙い目かもしれません。

また、年収が高くなっていく可能性もありますから、年収のボーダーで切るのではなく、年齢や職種、性格なども考えてお相手探しを進めていくのもひとつです。

婚活で高年収の男性と出会うのならどこ?

年収1000万円クラス、年収900万円クラスの男性は、そもそも希少ですから、結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティーなどの一般的な婚活方法では出会えない可能性が高いです。

年収500万円、年収600万円の男性でしたら、結婚相談所や婚活アプリを使っている方もいらっしゃいますから、出会える可能性があります。

気を付けていただきたいのですが、「年収600万円以上の人もいる」ことを「年収600万円以上の人がたくさんいる」ことに脳内変換しないようにしてくださいね。脳内変換してしまうと「高年収の男性がいると聞いて入会したのに、探しても見つからない」となってしまいます。

お相手候補が、どの婚活方法を選ぶのかは、本人でないとわかりません。アンテナを高くしてお相手を探すようにしましょう。

高年収の人は忙しい? 結婚生活はどうなる?

高年収の人との婚活

「将来の生活を考えて高年収の男性がいい」とだけ考えていると、結婚後思わぬ後悔をしてしまうことがあります。

一般に高収入の男性は仕事が忙しく、出張や残業なども積極的にする姿勢の方が多いです。平日は家に帰る時間も遅く、週末は副業で稼いでいる方もいらっしゃいます。

「子育てで大変なのに、手伝ってくれずワンオペで頑張ってる。けれども収入はある」という将来が待っているかもしれません。

もちろん、忙しい仕事を調整しながら、子育ても家事も手伝ってくれる高収入の男性もいらっしゃいますので、結婚前の見極めが大切です。

お金の使い方(価値観)は結婚前に知っておくべき

お互いの相性も大切ですが、お金の使い方(お金の価値観)も結婚前に見極めておくべきポイントです。

年収が多くても、お金の使い方が荒く貯金もないのなら、不安を抱えながらの生活を余儀なくされるかもしれません。

手取り額もいくらなのか、お互いに確認しておくとよいかもしれません。

お金の使い方だけではなく、育児を手伝ってくれるかなど他にも結婚相手を見極めるポイントはいくつかあります。

詳しくは、「【結婚相手の見極め方】結婚後の生活を左右する大切なポイント」という記事にまとめましたので、あわせてお読みください。

日本仲人協会理事長 中西 圭司

“幸せな結婚をしてもらいたい”というこの一点で、「仲人士」は時には厳しいことを言うこともあります。お見合い会員のあなたも、相手に希望を出すばかりでなく、自分は相手に何をしてあげられるかを考えることも大切なことです。日本仲人協会は“そろそろ結婚したい”と願うあなたを全面的に応援します!